がーひーの一口馬主アカウンティング

東京TC、キャロットCで一口馬主を始めたがーひーが会計を中心に、皆様に一口馬主ライフをお伝えします。

2019年度 一口馬主成績(キャロット、東京TCの初年度を終えて)

明けましておめでとうございます。

がーひーです。

 

今回は2019年の一口馬主の成績を振り返ります。

長くなりそうなので、前編と後編に分けてブログに書きます。

 

今回は「会計編」ということで、「一口馬主は儲かるのか?」をテーマに一口馬主の1年目を振り替えろうと思います。私の成績をご覧いただき、これから一口馬主になりたいと考えられている方の参考になれば幸いです。

 

もしお時間があるのであれば、他の人がブログに書かれたキャロットクラブ、東京サラブレッドクラブについての紹介ブログやYoutube動画等をご覧になられた上で、本ブログをご覧いただくことをおススメします。これから一口を考えて居る人向けとは言いつつ、本記事では用語の説明等は行わないためです。「×1」や「減価償却」等の用語が普通に出てきます。あらかじめご了承ください。

 

すでにある程度一口馬主を検討された人が次に読むブログ、それこそが本ブログの目指しているものです。また、私へのアドバイスで「これはこうした方が良いよ~」であったり、「こういう情報が知りたいです」等のような意見がございましたら、お教え頂けると助かります。柔軟な頭で読者の皆様と一緒に良いものを作っていければと思っています。

 

「日本一読みごたえのある一口馬主デビュー指南ブログ」を目指して、日々精進します。

(更新頻度が低いことはいったん棚上げします)

 

https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2019/04/14/191329

↑本ブログの趣旨

 

さて振り返りを行う前に、改めて自己紹介させて頂きます。いきなり成績の話をしてもイメージが湧かないと思いますので。

 

僕はサービス業の経理として、中小企業で働いています。年齢は30代。年収は多い方ではないですが、少しだけ貯金はしており、一口馬主を始める前は100万円くらいは好きなことに使える余裕がある状態でした。ごく一般的なサラリーマンをイメージして頂ければと思います。その程度の私でも1年目を無事、終えることができました。なんとかなるもんですね。

 

そして肝心のクラブですが、2つの一口クラブに所属しています。キャロットクラブと東京サラブレッドクラブです。下記、キャロットクラブと東京サラブレッドクラブの簡単なご紹介。

 

キャロットクラブといえば、競馬好きの人には説明不要なクラブですね。代表馬はリスグラシュー、サートゥルナーリア、レイデオロなど。ここでは書ききれない程います。ノーザンファームの直系クラブで、重賞の常連。2019年度獲得賞金ランキングは2位でした。

 

東京サラブレッドクラブは、「レッド~」が冠名のクラブですね。直近の代表馬は京都新聞杯のレッドジェニアル、デイリー杯2歳Sのレッドベルジュールなど、まれにレッドファルクスのようにG1を勝つ馬もいます。ノーザンファーム育成馬もいるし、日高育成馬もいるバイヤー系クラブ。2019年度獲得賞金ランキングは10位でした。

 

以上、私と私の所属しているクラブのざっくりとした紹介でした。今後、会費を減らすためにどこかのタイミングかでクラブを1つに絞りたいと考えています。

 

ここからは、各クラブごとの年間成績です。金額はすべて税抜金額で記載します。

 

 

⚫️東京サラブレッドクラブ

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賞金:7,727円

経費:181,686円

損益:▲173,959円

17年産駒:レッドラトゥール、レッドルピナス、レッドシノン

18年産駒:ジョリージョコンド18、レッドカチューシャ18

2019年の成績:2戦0勝

 

東京サラブレッドクラブでは、年間173,959円のマイナスでした。2018年12月にクラブに入りましたので、2019年1月から損益を作成しています。

 

レッドラトゥールが10月にデビューして5着、11月に未勝利戦で2着に入りましたので、若干ですが賞金が入る予定です。12月末時点では入金はされていません。

※東京TCは賞金が1万円以上にならないと入金がされません←ここ大事

 

経費関係は1月のマイナスが特に膨らんでいますが、これは入会金と出資馬の保険料の支払が重なってしまったためです。毎月の経常的な支出は出資馬3頭で16,000円前後でした。この16,000円のうち、7,300円(会費2,800円+維持費@1,500円×3頭)が毎月の支払が発生しています。私の場合は、ディープインパクト産駒3頭(3頭とも5,000万円以上)にいきなり出資しましたので、1頭あたりの減価償却費が他の人に比べて高めになっているかと思います。

 

ざっと纏めると、入会金+馬代(1/400)+保険料の初期費用に加え、毎月支払が発生する会費2,800円と維持費@1,500円/頭さえ支払うことができれば、最低限の一口ライフは過ごせるクラブです。もちろん頭数が増えれば維持費は頭数分だけ増えますし、出資金額の高い馬に出資すれば、保険料や減価償却も膨らみます。

 

クラブの特徴としては、維持費がキャロットCに比べて少し高い印象があります。キャロットCでは経費内訳の9%が維持費でしたが、東京TCでは経費内訳の27%が維持費でした。

 

キャロットCではなにもイベントがない月の場合、維持費は高くても1頭あたり800円~1,000円程なのですが、東京TCでは毎月1,500円とキャロットクラブの1.5倍程、維持費が割高です。ただし、他の皆様のブログを拝読しての情報なのですが、引退精算の際に使用していない維持費については、戻ってくる仕組みのようです。

 

あと、東京TCはシステム周りが絶望的に弱い印象があります。システムにログインできないことが多々あります。

 

ネタ的なところで言えば、ブログの誤字脱字も多い印象です。いつもツイッターでは、いじられている印象があります。笑

 

会費はキャロットクラブよりも200円安いです。200円でも年間で2,400円違ってきますから、これだけでも安めの馬1頭分の保険料くらいにはなりそうです。

 

サービスや馬の質ではキャロットクラブに及びませんが、個人的に気に入っている点としては、毎回の更新で馬体重が記載されていること、及び悪いものを良く見せようとする内容が少ないこと、出資馬がバラエティーに富んでおり、2歳になっても選べる馬がいる点は非常に高評価です。またノーザンファーム系の馬ばかりでないにも関わらず、ノーザンファーム直系クラブと同水準の勝ち上がり率も含めて、一口クラブとしての根幹部分(良い馬を選べるか)が非常に魅力的なクラブです。活躍する馬を見抜ける人(※非常に高いレベルが求められる)にはおススメできるクラブです。

 

 

⚫️キャロットクラブ

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賞金:0円

経費:127,239円

損益:▲173,959円

17年産駒:フォアシュピール

18年産駒:ピースエンブレム18

2019年の成績:1戦1勝

 

キャロットクラブでは、年間127,239円のマイナスでした。2019年4月にクラブに入りましたので、4月から損益を作成しています。

 

賞金は0円でした。「え?1勝してますやん!その賞金は???」と思われた人もいらっしゃるかと思います。この1勝ですが、出資しているフォアシュピールが12月28日の新馬戦に勝利しての1勝のため、2020年1月の成績に反映がされる予定です。ありがたや~

 

経費関係は5月が大きく膨らんでいます。これは入会金が含まれているためです。

 

あとは10月に調査管理費が6,468円と膨らんでいます。この調査管理費は私が定めた科目です。たとえば一口馬主DBの会費、その他出資を行うための情報料等の金額を支払った場合は調査管理費に含めるようにしています。9月にキャロットクラブのドラフトがありましたので、その調査費用が10月に支払われ、調査管理費が膨らみました。この費用は馬を見る目に自信のある人であれば、必要ない費用かと思います。

 

ざっと纏めると、入会金+馬代(1/400)+保険料の初期費用に加え、毎月の会費3,000円と馬代@1,000円前後?/頭さえ支払うことができれば、最低限の一口ライフは過ごせるクラブです。「?」がついているのは、キャロットクラブの場合、維持費が毎月変動しているため。馬の治療費や移動費が膨らめば、出資者の維持費も高くなると思われます。キャロットクラブでも、頭数が増えれば維持費は頭数分だけ増えますし、出資金額の高い馬に出資すれば、減価償却も膨らみます。

 

クラブの特徴としては、毎月の会費が東京TCと比べて200円高いですね。ただし、キャロットクラブのサービス内容は東京TCと比べて非常に良いと感じています。200円の元は余裕で取れていますね。更新の回数等は東京TCと比べて大きな違いはないのですが、毎月出資馬の動画(※2歳で入厩するまで)がネットにアップされます。会報もあります。システムもサクサクで、リスグラシューレイデオロ、最近ならレシステンシアの更新なども見ることができ、私の場合は馬券を買う目的でキャロットクラブのシステムを確認することも多々ある程です。しがらきや天栄での情報はなかなか普通には受け取ることができない貴重な情報です。目的の馬に出資することは非常に難しいクラブですが、目当ての馬に出資さえできれば、受けることができるサービスは多岐に富んでいるクラブです。

 


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↑12月会報の表紙です。めちゃオシャレです。

 

 
⚫️総合成績(キャロットクラブ+東京TC)

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賞金:7,727円

経費:308,925円

損益:▲301,198円

出資頭数:2歳馬4頭、1歳馬3頭

2019年の成績:3戦1勝

 

総合成績では、年間301,198円のマイナスでした。1年目だけで見ると「儲からない」という結果になりました。私が言う「儲かる」とは「損益が+1円以上になる」こととします。そういう意味では大赤字な1年目でした。月平均にならすと、25,743円の赤字でした。この金額には減価償却分が含まれてはいますが、私は馬代を一括で支払しています。減価償却対象資産分の支払はすでに終えているため、25,743円はある程度は妥当な数字かとは思います。

 

一口馬主は、どれだけ切り詰めたとしても、やはり賞金が入らないと黒字には絶対にならないですね。あらかじめ予想はしていましたが、予想が実感に変わった1年目でした。

 

今後入金される賞金関連のお金ですが、フォアシュピールの1着分がいくらになるかが現時点では分からないため、参考までに一口馬主DBのマイページを添付させてもらいます。新馬での1着1回、5着1回。未勝利での2着1回。2019年の総獲得賞金1,330万円。色々とさっぴかれる前の控除前配当が3.3万円とのことです。

 

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●結論

2クラブ4頭に出資した場合、1年目は25,743円/月の赤字となった。

 

もちろん所属するクラブや勝ち星、経費の状況によってこの数字は大きく変わります。たとえばですが、キャロットクラブで仮に初年度からレシステンシア(阪神JFの勝ち馬)の一口を持てた人がいれば、2020年の1月には大きくプラスになっていることでしょう。そういった方がもしいらっしゃれば、初年度から黒字になっている可能性もありますが、そのような人は1年目の人の1割もいないと思われます。僕の馬も2歳でデビューできた出資馬は4頭中2頭でした。うち1頭が新馬勝ち。それでも初年度にしてはかなり運が良い方ではないかと思うのです。そう考えると初年度から黒字スタートできる人は、ほんの一握りの人だけではないかと思うのです。一口馬主を継続するには、まず石の上にも三年耐える体力と忍耐力が必要かなと私は考えています。

 

 

●2020年の目標

・馬体評価、血統評価のどちらも怠らない(血統を評価しすぎる癖があるため)

・馬体評価、血統評価のどちらも評価を良くした馬に申込する

・費用対効果の高いと想定できる馬に出資する(ロマンを追わない)

・頭数を増やしすぎない(キャロットは2頭、東京TCは1頭)

・口数も増やしすぎない(最大2口まで)

・キャロットのドラフトに重きを置く(東サラの先行は応募しないのも有)

・キャロットでは直前の人の票読みを意識し過ぎない(×1有)

・東京TCの票読みは強気で欲しい馬だけに応募する

・応募した馬名が選ばれる(キャロット、東サラともに全馬応募済)

・WINNERコメントに選ばれる(キャロット)

 

 

以上で、本記事は終了です。

 

長々とした本記事を最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。

 

最後まで読んでくれたあなたの人生が「馬」くいくことを心より願っています。ドヤ