2017年産駒 出資馬選定の振り返り
私の 一口馬主としての夢は、
・一口馬主を継続すること
・種牡馬になれるような馬に出資すること
・出資した馬が繁殖に上がり、引退後に会いに行くこと
・自身の経験をブログに書き、出資に悩む人のお役に立つこと
2018年12月より一口馬主をはじめ、ブログやツイッター等で様々な方の考え方を拝見し、そう思うようになりました。
ただそれ以前に・・・
「一口馬主を継続することは難しい」
一口馬主を始めた当初は、収支でプラスを目指していくことも考えていましたが、これが非常に難しいことが最近、だんだんと分かってきました。おそらくは、一口馬主をしている大方の人は、クラブに支払っている費用を回収しきれていないのではないかと思います。
「新馬戦(1着)の賞金明細について(キャロットCの場合)」
一口馬主を継続することの難しさについては、↑のブログにて記載しました。
一口馬主の収支について、私なり(一口馬主2年)の見解を記載したつもりです。
売り切れ続出で買いたい馬の一口すら買えない一口馬主の世界。まずは継続していくことが難しいと改めて実感しています。
少なくても馬代、保険料、維持費までは回収したいと僕としては思っていて、これを達成できる馬に出資したいと思い、最近はyoutubeの「いっちゃんねる」様の動画を拝見して、ずっと馬体を見る勉強をしています。いっちゃんねる様はユーチューブで馬体クイズを30本くらい載せられています。馬体を見れるようになりたい方には非常におススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=cvJaGdGy_dk&list=PLuoKXsc02IwxQJrN37M4c4Z8lE8LuTQcb&index=27
いっちゃんねる「馬体クイズ No.20」
今後、より良い成績を残せる馬に出資できるようになるために、
本日は2018年に出資した内容(2017年産駒)の反省を記載していきます。
下記、つらつらと出資馬の振り返りを記載していきます。辛辣な内容も含まれるため、気を悪くされる方がいらっしゃいましたら、申し訳ございません。出資馬を悪く言うつもりは一切なく、すべて出資をした自身の責任であるということを先に明記させていただきます。また、出資した全ての馬を愛していますし、後悔も全くありません。あくまでも今後の出資に生かすという視点で、2017年産駒について思うところを記載しています。気を悪くされる可能性のある方につきましては、読まないことをおススメさせて頂きます。
①レッドルピナス(ビジュアルショックの2017)
2018.7月時点
募集:東京サラブレッドクラブ(東サラ)
成績:2戦0勝(0-0-1-1-0) ※20.6.21時点
母 ビジュアルショック
誕生日:2017.4.30
体重:388kg
体高:150cm
胸囲:165cm
管囲:19cm
参考:
●良い点
◎素軽い動きと加速力
◎全姉の3歳時の活躍
◎勝ち上がり率の高い血統
○体つきのバランスの良さ
○中内田厩舎所属
・パンフレットの写真映りに惹かれて
・ディープ産駒で牝馬
●悪い点
××ディープとの相性が疑問視される血統
×足元
×性格がやんちゃすぎる
×馬体重が450kgを越えないであろう点
初年度のわりにはちゃんと考えて出資していましたね。
ただ、見方は今の自分とは違う部分もありますね。
私がルピナスに出資したのが、たしか2018年年末頃。馬体重が420kgを超えてきたあたりでした。
馬体ですが、今見れば馬格がかなり小さい+トモの薄さを感じますね。繋ぎは緩さは感じず、良いカンジ。今の僕であれば、出資候補には上がらないと思います。候補に上がらない理由としては、ディープインパクトの牝馬は高額のため、最低でもオープンクラスには行ってほしいということもあり、相応の馬格や筋肉、仕上がりの早さも求めたいからです。東サラの募集時の動画もあらためて確認しましたが、時間をかけられるのであればバランスも良くて、良い馬だなと思いました。
では、なぜまだ未勝利クラスなのか。
私がルピナスを見てきて思うことは、馬体が小さい+気性が激しさ(ストレス耐性が低い)が日々の調教を積めないことやレース結果に影響しているのかなと思いました。
放牧で440~450kg程度まで回復しても、レースで使う時には405kg前後になることもありました。坂路調教をバリバリ積んでとか、早いタイムを出して体重が減っているのであれば理解できるのですが、どうやらそういう訳でもなさそう。特に入厩直後は、全体的にポリトラックでの調教が多い印象でした。
ここからは推測なのですが、特にトレセン生活やレースに対してのストレスを敏感に感じやすいタイプなのかなと思います。そんな状態ですから、連続してレースに使うこともできず、2020年6月20日時点でまだ2戦しかできていません。1戦目が3着、2戦目が4着ですから、勝ち上がりのチャンスはあると考えています。次は函館1回開催を目指すということで、直線の短い函館であればスタートさえミスしなければチャンスがありそうですね。
●反省
・ディープインパクト産駒には、馬格も気性も求める
→高額のため
・見極められないのであれば、買わない勇気
→不安な点があるのであれば、買う必要はない
・成長するだろうと見越して出資しない
→他の馬も成長する。あくまでも出資時点で他の馬と比較して良い点があるかで要判断
②レッドラトゥール(ディエンティの2017)
2018.7月時点
募集:東京サラブレッドクラブ(東サラ)
成績:6戦0勝(0-1-1-0-4) ※20.6.21時点
母 ディエンティ
誕生日:2017.4.8
体重:404kg
体高:152cm
胸囲:168cm
管囲:20.1cm
参考:
●良い点
◎柔らかさ+リズミカルな走り+筋肉(成長中)
◎血統の優秀さ
○調教師
・馬体重
・ダービー後に入厩予定
●悪い点
××ひたすら値段が高い
×繊細さ
このブログを記載するにあたり、募集時の写真と動画を見直してみました。動画から気性は分かりませんでしたが、全体的に動きがもっさりしている印象を受けました。また体も少し小さく、歩様はこじんまりとした印象。筋肉のボリュームも足りてないかな。1口あたり20万円であることを考えると、今の自分であればリスクの高さから出資候補に上がらないと思いました。繋ぎは若干緩い印象で、体全体にトモの筋肉がついてくるのに時間がかかりそうな馬だと思いました。
レッドファンタジア17(レッドベルジュール)に出資ができないことがわかり、どうしたものかと悩んでいた頃に見つけた本馬。2019年2月頃、筋肉のつき具合に惹かれ、出資にいたりました。本馬で印象に残っていることがあります。今でも忘れないのですが、2019年3月に更新日でもない日に東サラHPの更新がかかり、調教中に放馬してしまい、ケガをするということがありました。この時点でこの馬の気性に?がつきましたが、すでに手遅れ。出資して1カ月後の出来事。この出来事を知った後であれば、出資はしなかったように思います。入厩以降もだんだんと気性の悪さは加速し、2020年3月に去勢しました。去勢後は以前に比べて気性が落ち着いてきたようで、良い調教が積めているようです。この馬は本当に可愛くて、コロナ前は毎レース応援に行っていました。また、厩舎の更新は写真付きで更新され、個人的には庄野厩舎の方々に愛されているなぁと感じ、一口馬主の良さを感じることができた馬です。良馬場なら勝ち上がるチャンスはあるので、なんとか勝ち上がって欲しいですね。
●反省点
・どうしても買いたくなる場合は、ギリギリまで粘って買う買わないかを判断する
→ディープ産駒は売れ残り傾向にあるので、他の馬に比べて検討する時間はあるはず
③フォアシュピール(ミュージカルロマンスの2017)
2020年8月時点
募集:キャロットクラブ
成績:3戦1勝(1-0-0-1-1) ※20.6.21時点
母 ミュージカルロマンス
誕生日:2017.5.13
体重:388kg
体高:151cm
胸囲:167cm
管囲:20.4cm
参考:
https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2019/06/30/012525
「出資馬紹介~フォアシュピール(ミュージカルロマンス17)~」
●良い点
◎柔らかで雄大な歩様
○成長力
△血統
◎母の実績(△産駒実績)
●悪い点
×開腹手術によるリスクと調教の遅れ
×馬体の弱々しさ
募集時の歩様が非常に良く見えた本馬。今見れば、非常に緩さを感じる馬体だなと思います。なおかつ、開腹手術や蓄膿など、病弱さもあります。体が仕上がってくるまでに時間がかかるタイプかと思います。この馬でキャロットクラブに入会できました。高額なのもありますので、今後は出資しないタイプかなと思います。
1口馬主になって最初の勝利をプレゼントしてくれた本馬。今は北海道でお休みしていますが、秋以降の活躍に期待しています。
●反省点
・歩様で可動域や馬体の良さでどれだけ良く見えたとしても、緩さの感じる馬には出資しない。特にディープインパクト産駒やロードカナロア産駒は柔らかさが緩さに出ている馬が多い印象
どの馬も本当に頑張ってくれています。
勝ち上がりできていない馬にはぜひ勝ち上がって欲しい。
今後も愛馬を応援し続けます。
写真は東京サラブレッドクラブ、キャロットクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。