がーひーの一口馬主アカウンティング

東京TC、キャロットCで一口馬主を始めたがーひーが会計を中心に、皆様に一口馬主ライフをお伝えします。

モンタンヴェール(フレジェール21)のご紹介

こんにちは、がーひーです。

キャロットクラブ2022年募集の際に出資が確定した馬についてのお話です。

 

2022年募集では合計3頭に出資することができました。

1頭目はフレジェール21ことモンタンヴェールちゃんです。

 

 

 

 

 

●フレジェール21

 

募集時(写真)

すごいトモをしています

 

募集時(動画)

写真より少しだけ体が締まっている(緩さがない)ように見えます

 

 

●基礎情報(募集時)

性別:牝馬

誕生日:2021/4/24

父:ブリックスアンドモルタル

母父:アグネスタキオン

募集価格:2,000万円

所属:堀宣行厩舎(東)

生産牧場:社台F

育成牧場:社台F

母出産時年齢:17歳(7番子)

馬体重:390kg

体高:151.5cm

胸囲:173.0cm

管囲:20cm

 

 

●募集時評価

 

 

●評価のポイント

・馬体、基礎情報(母年齢、価格、馬体重、管囲 等)を5:3のバランスで評価

牝馬の「馬体」はバランス6、肩2、トモ5、緩さ5、可動域17、歩様の良さ12、牝馬特有の視点3、合計50点満点で馬体を評価

・「基礎」は募集額、損益分岐点となる賞金額、育成、生まれ月、管囲等の要素が加味した点。牡馬・牝馬ともに30点満点で評価

・どれか1つの項目ではなく、全体的な点数の良さを重視(馬体・基礎情報ともに)

牝馬は可動域の項目を最大に評価しています。後肢にバネ感を感じるかを最重要視(馬体)

 

 

●短評

社台ファームからキャロットクラブに現れた刺客。

写真では、巨大なトモが目に付く子。

 

どんなもんかなと動画を見てみると、動きはとても良く見えました。特に容量の大きなトモから繰り出される力強い後肢の動きは必ず本馬の武器になってくると思います。少し硬そうなバネを持ち、歩様に全くの緩さを感じない繋ぎ。全体の動きとしては硬めの印象。そう考えると芝の短いところになりそう。4月後半の生まれということで、これからの成長も合わせて総合的にポテンシャル含めて良い馬だと思いました。

 

ブリックスアンドモルタル自体が初年度のため、どうしても読めない部分はありますね。一般で応募し、運よく出資が叶いました。

 

本馬に申し込みをするにあたり気になった点は、前肢の動き。それなりにヤバさを感じました。具体的には球節以下の部分を内に回しているのですが、本馬の場合は他の馬の内回しの度を遥かに越えていると思いました。右前肢の方が程度としては良くない印象。左前肢は右前肢よりはマシかなぁという程度。

 

フレジェール21の両前肢

 

2,000万円でこのリスクを許容できるか。

 

個人的には「許容できる」一択でした。

 

馬体に良さを感じないのであればもちろん応募しません。

馬体が良かったとしても、高額馬であればこのリスクは許容できなかったと思います。

 

馬体が良く、なおかつ募集額も安い。馬格の小さな母高齢の牝馬に出資しにいけるかどうかがポイント。

 

絶妙なところだと思います。

人によって意見は分かれると思います。

 

個人的には2,000万円であれば、これだけ質の良い馬体(特にトモ)をしている+未知のポテンシャルという名の「爆発力」を期待して取りに行きたいと思えました。

 

 

●育成の過程

2022年9月末に調教厩舎に移動、移動後は順調に調教を積めていたが、2022年12月に左前肢の深管部分に軽度のヒビが認められて頓挫。4月時点では普通キャンター程度の調教まで戻ってきてはいますが、大幅な遅れが伴っている状況です。

 

リスクは受け入れると判断しての出資であったため、個人的には大きなダメージは受けていません。

 

ケガをした唯一のメリットとしては、馬体重が大幅にアップしたことですかね。

募集時の馬体重が390kgだったのですが、2023年4月時点で443kgまで成長させることができています。

 

坂路の強度もまだまだこれから上げていくことになるでしょうから、本当にまだこの馬の先が見えませんが、1勝でも多くの勝利を上げられるように頑張ってほしいなと思います。

 

●2023.5/28追記

2023.5/25にキャロットクラブのホームページに最新の動画がアップされました。

トモの動きで確信しました。この子はある程度、走ってくると思います。後肢を後ろに引き付けてからの前に出す動き。

 

オープン勝ちまでは難しそうですが、そこそこやれそうな動きをしています。

 

深管部のヒビに加えて、5/15の更新で砂のぼりも発覚。頓挫続きでなかなか上手く育成を進められていませんが、この子の動き自体はとても魅力的でときめくものがあります。

 

 

 

 

 

 

写真はキャロットクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。