キャロットクラブ🥕2021年申込馬について
こんにちは、がーひーです。
キャロットクラブ2021年募集に参加された皆様、お疲れ様でした。
毎年この時期は納得がいくまで動画を観るせいか、募集後に放心状態になってしまい、ボーっとするんですよね。今、そのような状態で本ブログを記載しています。
今年は×2でドラフトに参加したため、例年以上に力の入りました。
ちなみに昨年は×1の状態でグランディアことディアデラノビア19に申込を行い、×1抽選にて爆散。
悔しい思いをしました。
その分、今年はと強い意気込みで2021年募集に臨みました。
昨年の申込結果
昨年は牡馬に申し込みをしましたが、本音を言えば牝馬が欲しくはありました。
キャロットクラブでは牝馬の出資に大きな意味合いがあります。将来、アワーブラッド入りできるような馬にいつか出資したい。
昨年の募集時は僕が牝馬の動画を見分けるのが非常に苦手だったこともあり、2020年募集以降は特に牝馬の募集時動画を牡馬の動画よりもたくさん観るように心掛けました。
2021年募集における自分の争点はラドラーダ20vsシーザリオ20、ロードカナロア産駒対決でした。同じような考えの方も多かったのではないでしょうか。
結論をお話する前に、私が今年、牝馬で1番の評価をした馬について記載いたします。
それでは、発表します。
ラドラーダ20
●基礎情報
誕生日:2020/1/28
母父:シンボリクリスエス
募集価格:7,000万円
所属:栗田徹厩舎(東)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:14歳(7番子・空胎空け)
馬体重:454kg
体高:154.0cm
胸囲:174.0cm
管囲:20.0cm
※馬体重、体高、胸囲は募集時の数値です。
●馬体分析
バランス:4点/7
肩:0点/2
トモ:6点/8
緩さ:3点/4
可動域:20点/21
歩様:8点/8
備考:1点(バネ感+1)
合計:42点/50
馬体については、牝馬ではラドラーダを1番手評価しました。
この馬を1番評価をした大きな理由は、本馬の持つ後肢のバネ感ですね。このあたりはいっちゃん先生の動画で学んだことを特に意識しています。特に後肢を前から後ろに移動させる際に飛節が伸びきったあたりで一瞬静止し、そこから勢いよく足が前に出ます。前肢を含めて可動域も広め。この動作を最大に評価しました。芝で走る牝馬の活躍馬にほぼ共通していることは、馬体全体のバランスが取れつつもバネ感(特に後肢)があったことです。
※この評価は芝馬になること前提です。ダートであれば、まったく話は変わってきます。
極端な話をすると、牝馬の芝馬を見つけようとする際、募集時に筋肉量が足りていなくても大丈夫だと思っています。馬体の評価項目では可動域、歩様を最大に評価するようにし、本馬はそのどちらでも高評価でした。ラドラーダ20は写真に比べて動画映りがあまり良くなく、馬体の幅が薄く感じた方も多くいらっしゃるのではないかと思いました。この点については、募集時点で馬体重が454kgあるのである程度の馬格は担保されていること、また動画撮影時の天候が曇りであったことも筋肉量が少なく見えた理由の1つと思いますし、そもそもの話として現時点で筋肉量が足りていないことは大きな問題だとは思いません。
そんな本馬に申し込みする上でのネック事項は、以下の2点でした。
①厩舎
→栗田徹厩舎に配属された理由は?(なぜリーディング10位以内の厩舎でないのか?)
②価格
→7,000万円と高い。維持費含めての回収には14,667万円(7,000万円÷0.6+3,000万円)が必要
この2点を許容できるかで本馬に出資するかの判断が大きく変わります。
結論を先に申し上げると、僕は許容ができずにラドラーダ20に申し込みができませんでした。許容できなかった点は、主に①厩舎についてです。
今年、ラドラーダ20は藤沢厩舎の解散に伴い、どの厩舎にはいるかが注目されていました。そんな状況の中、栗田徹厩舎の所属となりました。
調べてみると栗田厩舎はノーザンファーム出身の方だそうです。
キャロットクラブからはククナやアライバルが預託されていますね。ただし、重賞級の超大物は少ない印象。
一口馬主DBでのリーディング順位は・・・
2017年:16勝(リーディング93位)
2018年:27勝(リーディング27位)
2019年:29勝(リーディング29位)
2020年:26勝(リーディング43位)
2021年:16勝(リーディング55位) ※9月12日現在
決して悪い順位ではありません。
安定もしていますが、とてもリーディング上位とは言えない成績です。
シーザリオ20が国枝調教師(リーディング上位)だったのに対し、ラドラーダの預託厩舎がリーディング上位の厩舎でなかったことも厩舎について不自然に感じる原因の1つでした。
たしかに、栗田調教師=若手のホープに有力馬を任せたと捉えることもできるでしょう。
ただ、僕には素直にそう思えませんでした。
ここからは様々な方々にアドバイスを頂き、自分なりに纏めた考察です。
あくまでも個人的な考察であり、事実に基づく話ではないことをご了承ください。
ラドラーダ20は、初の牝馬です。待望の牝馬と言えるでしょう。
ラドラーダ20が1番求められることは、無事に牧場に戻り、繁殖となること。
ケガや病気にならないことは勿論、場合によっては競走馬として燃え尽きることすら許されないかもしれません。(繁殖成績に影響が出る可能性があるため)
そのような状況でお鉢が回ってきたのがノーザンファーム出身の栗田調教師。悪く言うと生産牧場が影響力をおよぼせる調教師。連携も取りやすい。そこそこ走らせたところで、ダメなら早めに引退させる。そう考えれば、栗田調教師になった理由が説明ができると思ってしまいました。
・・・以上が私が考えるラドラーダ20が栗田厩舎所属になった件の考察です。
お気にさわられた方がいらっしゃいましたら、大変申し訳なく思います。必ずそうというお話ではありません。一考察と捉えて頂ければと思います。
どれだけ良い馬であっても、活躍することを望まれている馬と無事に牧場に帰ることを望まれている馬では、マネジメントの方法が全く変わってきます。
馬体がどれだけ良かったとしても、上記したような事情が絡む可能性がある馬に×2を使って出資はできないと思いました。
では、1番手評価をした馬ではなく、どの馬に申し込みをしたのか。
それでは発表します。
ハヴユーゴーンアウェイ20
●基礎情報
誕生日:2020/3/8
母父:Congrats
募集価格:4,000万円
所属:斉藤崇史厩舎(西)
生産牧場:レイクヴィラファーム
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:9歳(2番子・空胎空け)
馬体重:465kg
体高:157.0cm
胸囲:178.5cm
管囲:20.0cm
※馬体重、体高、胸囲は募集時の数値です。
●馬体分析
バランス:3点/7
肩:2点/2
トモ:4点/8
緩さ:4点/4
可動域:18点/21
歩様:7点/8
備考:1点(体を大きく見せる歩様、後肢を戻す速さ、成長力+1)
合計:39点/50
ハヴユーゴーンアウェイですが、今年の牝馬の中で馬体を2番目に評価しました。ラドラーダに対して、この馬は馬体以外の面でも評価できる要素が多かったように思います。以下ざっくりとですが、気づいた点を記載してみます。
①厩舎
→斉藤崇史厩舎(2021年リーディング8位 ※9月13日現在)で問題なし。今、もっとも勢いのある厩舎の1つです。芝・中長距離に強い、早生まれ馬のマネジメントに強い(世代重賞に強い)のも本馬と相性が良さそうです。
②価格
→ハーツクライ牝馬で4,000万円は一見価格が高く思えますが、米国短距離G1を勝った母にハーツクライと考えれば、馬体さえ良ければ許容範囲内と判断しました。
③血統
→少しだけ気になっています。おそらくは牡馬に出したかったであろう血統。ハーツクライ×米国の純パワー血統で、母系にSeattle Slewを内包し、牡馬であればニックス配合。牝馬だからこそ、クラブに回ってきたのかなと推測します。血統だけなら多少の不安な要素はありますが、以下の④と合わせて許容範囲内と判断しました。後に書きますが、血統構成と歩様は同クラブ所属のサンクテュエールに近い要素があると考えています。
また、本馬はドルメロ理論でも母の血統が最大活性化するタイミングの子であること、基礎体力が高い等、牝馬としてのニックス要素は少ないながらも、血統面においても総合的に買い要素はあると判断しました。
④歩様
→横の立ち姿が緩さを感じさせる立ち姿だったのに対し、歩かせてみるときびきびとした歩様で好印象。トモは緩いけど、決して緩く見せない力強い歩様。筋肉量が少ない今の時点でこんな歩様するのかよ(良い意味で)と思いました。スタートで大きく出遅れなさそうなイメージ。ハーツクライ産駒はゆったりと歩く馬が多い印象なので、本馬の歩様には良い意味でのギャップを感じました。種牡馬は違いますが、サンクテュエールの歩様に少し近いかなという印象を受けました。可動域は決して大きくないけど、歩様自体は素早く、特に後肢の返しに力が入っている印象です。
血統の項目でもお話しましたが、サンクテュエールもヒルダズパッション×ディープインパクトで母系にSeattle Slewを内包しているということで、歩様も近しいものがあるのかもしれません。
実際にヌーヴォレコルトやサンクテュエールの走りを確認したのですが、両馬ともストライドが大きく伸びるタイプではなさそうでしたので、もしかしたら本馬もピッチ気味の走法になるかもしれませんね。
⑤京都競馬場との相性×
→ハーツクライ産駒は京都が苦手。…ということで、京都競馬場の改修作業中の今が最大のチャンス。栗東所属ということで、特に京都競馬場の改修中の影響を良い方に受けられるのではと考えています。④歩様の話と絡めるのであれば、ストライド走法の馬が強い京都外回りを避けられるのは、本当に大きいなと思います。
・・・以上がハヴユーゴーンアウェイ20の考察です。
馬体で2番目の評価ですが、総合的に買いの要素が多いと判断し、ハヴユーゴーンアウェイ20に5口の申込をしました。ディープインパクト産駒の全姉が勝ち上がれなかったこと等の不安要素が本馬の価格に反映された印象ですが、緩い状態でこれだけキビキビと歩き、顔つきも良い。こんな映像を観せられたら、「本馬は大丈夫そうだな」と思っちゃいますよね。笑
ハーツクライ産駒の牝馬は回収率が悪くなる傾向があるので、なるべくなら避けたいところではあるのですが、買い要素がそろっていたので、迷いなくポチれました。
あらゆる要素が本馬の活躍を後押しするように働いており、あとはじっくりとトレーニングを積んで走るだけです。
僕個人の感情のお話をすると、回収率の話を除けばいつかハーツクライ産駒に出資してみたいと考えていたので、今回出資できればすごくありがたいです。今回を逃せば、二度とハーツクライ産駒に出資する機会もないでしょう。
ぜひご縁を頂きたいものです。
最後に皆様が納得のいく出資ができることを心よりお祈り申し上げます。
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