2021年度キャロットクラブ🥕募集馬評価
こんにちは、がーひーです。
本日はキャロットクラブ2021年募集馬の評価をお送りします。
募集時から少し・・・というか1カ月以上時間が経過してしまいました💦
今年はなんと1次申し込みで全馬が完売。
コロナ禍で貯めこまれた資金が流れてきた状況でしょうか。
どの馬に出資申し込みしたのかについては、↓こちら↓のブログをご覧ください
それでは、さっそく評価に移ります。
●総合点(TOP10)
1位 スーブレット 58点
2位 ハヴユーゴーンアウェイ 56点
3位 ラドラーダ 55点
4位 レオパルディナ 53点
5位 クレオール 52点
6位 ピンクアリエス 52点
7位 プラチナブロンド 51点
8位 ブリトマルティス 51点
9位 リリウム 50点
10位 サンブルエミューズ 50点
※総合点が同じ点数の場合は「総合>馬体評価>基礎情報」の順に点数が良かった順に順位付けをしています。
1位~20位
21位~40位
41位~60位
61位~80位
81位~91位
●評価のポイント
・馬体、基礎情報(母年齢、価格、馬体重、管囲 等)を2:1のバランスで評価
・どれか1つの項目ではなく、全体的なバランスの良さを重視(馬体・基礎情報ともに)
・牡馬は緩さのなさ、トモの出来、全体のバランスを重視して評価(馬体)
・牝馬は可動域の項目を最大に評価しています。後肢にバネ感を感じるかを最重要視(馬体)
今年の評価は以上になります。
もっと精度を上げて、はやく有料化したいです。笑
写真はキャロットクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。
2021年度出資確定馬について(東サラ&キャロット🥕)
こんにちは、がーひーです。
キャロットクラブの募集にて無事出資ができた皆様、おめでとうございました。
今年は一般での募集がかなり厳しかったですね。
僕も無事、キャロットクラブでの出資が確定しましたので、本年度ドラフトの報告として本記事を記載させて頂いています。
今年は東京サラブレッドクラブ様で1頭、キャロットクラブ様で1頭とご縁を頂戴することができました。2頭の紹介・評価含めて、簡単にではありますが纏めさせて頂きます。
ちなみに昨年の今頃は出資0頭でした。笑
今年は強運と積み上げた×によって、上手く出資することができました。
それでは、1頭目の紹介です。
1頭目:レッドジゼルの20
募集時(写真)
●基礎情報(募集時)
クラブ:東京サラブレッドクラブ
誕生日:2020/3/17
母父:アグネスタキオン
募集価格:2,800万円
所属:鹿戸雄一厩舎(東)
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:8歳(4番子)
馬体重:450kg
体高:154.0cm
胸囲:181.0cm
管囲:20.5cm
●馬体分析
バランス:8点/11
肩:6点/7
トモ:8点/11
緩さ:7点/7
可動域:7点/9
歩様:6点/7
備考:0点(特になし)
合計:42点/50
東サラで今年の牡馬1番手の評価をさせて頂いた馬です。
人気もあり、正直出資できると思っていませんでした。
現時点での今年1番の豪運はレッドジゼル20に出資できたことだと思います。
毎週、神社に行き、家族と世界の平和を願ったかいがありましたね。笑
詳しい評価をご覧になりたい方は、↓こちら↓のブログをご覧ください。
続いて2頭目のご紹介です。
募集時(写真)
●基礎情報
クラブ:キャロットクラブ
誕生日:2020/3/8
母父:Congrats
募集価格:4,000万円
所属:斉藤崇史厩舎(西)
生産牧場:レイクヴィラファーム
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:9歳(2番子・空胎空け)
馬体重:465kg
体高:157.0cm
胸囲:178.5cm
管囲:20.0cm
※馬体重、体高、胸囲は募集時の数値です。
●馬体分析
バランス:3点/7
肩:2点/2
トモ:4点/8
緩さ:4点/4
可動域:18点/21
歩様:7点/8
備考:1点(体を大きく見せる歩様、後肢を戻す速さ、成長力+1)
合計:39点/50
こちらは×2での抽選でしたので、すんなりと出資が確定しました。
何度見ても惚れ惚れとする馬体ですね。
満足のいく出資ができました。
僕の評価の詳細については、↓こちら↓の記事をご覧ください。
・・・今年の本募集では、以上の2頭に出資することができました。
まったく偶然なのですが、出資できた2頭はともにレイクヴィラファーム生産→ノーザンファーム空港育成ということで、同郷出身の2頭となります。レイクヴィラファーム生産の馬に初めて出資させて頂くことができました。
レイクヴィラファーム様のツイッターを見てみると、様々な馬の情報を発信されており、非常に好感を持てる牧場だなと思っています。
2頭とも無事に生産牧場に帰れるように、頑張って成績を残して欲しいですね。
ここからは今年の戦略についての反省、来年以降の戦略について少し記載してみます。
来年以降も出資するとは思うのですが、自分の中でキャロットクラブでの出資戦略は2~3年に1度、大口の金額で勝負するというのが性に合っていそうな気がしています。ちなみに今年はハヴユーゴーンアウェイ20に5口で申し込みをしました。
現時点では、出資に後悔はしていません。
後で後悔することになったとしても、それは結果論ですので、あまり意味はないと考えています。ただ、反省材料にはなりそうですが。
×を貯めると纏まった資金を用意できる期間が延びることに加え、自分自身の相馬眼を鍛える期間として有効に時間を使うことができます。
逆にデメリットとしては、出資馬の成績によって収支が大きく変わってくることですね。分散投資が基本だとは思うので、できれば数頭に1口ずつ申し込みをするのが1番だとは思いますが、それが出来ないのがキャロットクラブですからね。内心はドキドキです。新馬戦の時なんかは吐いてしまうかもしれません。
ちなみに一口馬主を始めた頃と今とでは、馬を見る目が全く違います。
現時点でもまだまだへっぽこな相場眼ではありますが、当時の自分には相馬眼を養う時間が特に必要だったと今でも思います。
一口馬主歴が浅く、今年新規でキャロットクラブに入会された方におススメの戦略です。
もちろん、今後もキャロットクラブの出資制度が変わらなかったらの話ですが。
今後の僕自身の戦略ですが、×取りはあまり意識せずに自分が評価した馬に申し込みを行おうと思っています。できれば牝馬の活躍馬を掴みたいですね。
その結果として出資できればラッキー、ダメなら資金を来年に回すだけです。
出資がご一緒になられた皆様、一緒に応援しましょう。
今後とも本ブログをよろしくお願いします。
写真はキャロットクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。
キャロットクラブ🥕2021年申込馬について
こんにちは、がーひーです。
キャロットクラブ2021年募集に参加された皆様、お疲れ様でした。
毎年この時期は納得がいくまで動画を観るせいか、募集後に放心状態になってしまい、ボーっとするんですよね。今、そのような状態で本ブログを記載しています。
今年は×2でドラフトに参加したため、例年以上に力の入りました。
ちなみに昨年は×1の状態でグランディアことディアデラノビア19に申込を行い、×1抽選にて爆散。
悔しい思いをしました。
その分、今年はと強い意気込みで2021年募集に臨みました。
昨年の申込結果
昨年は牡馬に申し込みをしましたが、本音を言えば牝馬が欲しくはありました。
キャロットクラブでは牝馬の出資に大きな意味合いがあります。将来、アワーブラッド入りできるような馬にいつか出資したい。
昨年の募集時は僕が牝馬の動画を見分けるのが非常に苦手だったこともあり、2020年募集以降は特に牝馬の募集時動画を牡馬の動画よりもたくさん観るように心掛けました。
2021年募集における自分の争点はラドラーダ20vsシーザリオ20、ロードカナロア産駒対決でした。同じような考えの方も多かったのではないでしょうか。
結論をお話する前に、私が今年、牝馬で1番の評価をした馬について記載いたします。
それでは、発表します。
ラドラーダ20
●基礎情報
誕生日:2020/1/28
母父:シンボリクリスエス
募集価格:7,000万円
所属:栗田徹厩舎(東)
生産牧場:ノーザンファーム
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:14歳(7番子・空胎空け)
馬体重:454kg
体高:154.0cm
胸囲:174.0cm
管囲:20.0cm
※馬体重、体高、胸囲は募集時の数値です。
●馬体分析
バランス:4点/7
肩:0点/2
トモ:6点/8
緩さ:3点/4
可動域:20点/21
歩様:8点/8
備考:1点(バネ感+1)
合計:42点/50
馬体については、牝馬ではラドラーダを1番手評価しました。
この馬を1番評価をした大きな理由は、本馬の持つ後肢のバネ感ですね。このあたりはいっちゃん先生の動画で学んだことを特に意識しています。特に後肢を前から後ろに移動させる際に飛節が伸びきったあたりで一瞬静止し、そこから勢いよく足が前に出ます。前肢を含めて可動域も広め。この動作を最大に評価しました。芝で走る牝馬の活躍馬にほぼ共通していることは、馬体全体のバランスが取れつつもバネ感(特に後肢)があったことです。
※この評価は芝馬になること前提です。ダートであれば、まったく話は変わってきます。
極端な話をすると、牝馬の芝馬を見つけようとする際、募集時に筋肉量が足りていなくても大丈夫だと思っています。馬体の評価項目では可動域、歩様を最大に評価するようにし、本馬はそのどちらでも高評価でした。ラドラーダ20は写真に比べて動画映りがあまり良くなく、馬体の幅が薄く感じた方も多くいらっしゃるのではないかと思いました。この点については、募集時点で馬体重が454kgあるのである程度の馬格は担保されていること、また動画撮影時の天候が曇りであったことも筋肉量が少なく見えた理由の1つと思いますし、そもそもの話として現時点で筋肉量が足りていないことは大きな問題だとは思いません。
そんな本馬に申し込みする上でのネック事項は、以下の2点でした。
①厩舎
→栗田徹厩舎に配属された理由は?(なぜリーディング10位以内の厩舎でないのか?)
②価格
→7,000万円と高い。維持費含めての回収には14,667万円(7,000万円÷0.6+3,000万円)が必要
この2点を許容できるかで本馬に出資するかの判断が大きく変わります。
結論を先に申し上げると、僕は許容ができずにラドラーダ20に申し込みができませんでした。許容できなかった点は、主に①厩舎についてです。
今年、ラドラーダ20は藤沢厩舎の解散に伴い、どの厩舎にはいるかが注目されていました。そんな状況の中、栗田徹厩舎の所属となりました。
調べてみると栗田厩舎はノーザンファーム出身の方だそうです。
キャロットクラブからはククナやアライバルが預託されていますね。ただし、重賞級の超大物は少ない印象。
一口馬主DBでのリーディング順位は・・・
2017年:16勝(リーディング93位)
2018年:27勝(リーディング27位)
2019年:29勝(リーディング29位)
2020年:26勝(リーディング43位)
2021年:16勝(リーディング55位) ※9月12日現在
決して悪い順位ではありません。
安定もしていますが、とてもリーディング上位とは言えない成績です。
シーザリオ20が国枝調教師(リーディング上位)だったのに対し、ラドラーダの預託厩舎がリーディング上位の厩舎でなかったことも厩舎について不自然に感じる原因の1つでした。
たしかに、栗田調教師=若手のホープに有力馬を任せたと捉えることもできるでしょう。
ただ、僕には素直にそう思えませんでした。
ここからは様々な方々にアドバイスを頂き、自分なりに纏めた考察です。
あくまでも個人的な考察であり、事実に基づく話ではないことをご了承ください。
ラドラーダ20は、初の牝馬です。待望の牝馬と言えるでしょう。
ラドラーダ20が1番求められることは、無事に牧場に戻り、繁殖となること。
ケガや病気にならないことは勿論、場合によっては競走馬として燃え尽きることすら許されないかもしれません。(繁殖成績に影響が出る可能性があるため)
そのような状況でお鉢が回ってきたのがノーザンファーム出身の栗田調教師。悪く言うと生産牧場が影響力をおよぼせる調教師。連携も取りやすい。そこそこ走らせたところで、ダメなら早めに引退させる。そう考えれば、栗田調教師になった理由が説明ができると思ってしまいました。
・・・以上が私が考えるラドラーダ20が栗田厩舎所属になった件の考察です。
お気にさわられた方がいらっしゃいましたら、大変申し訳なく思います。必ずそうというお話ではありません。一考察と捉えて頂ければと思います。
どれだけ良い馬であっても、活躍することを望まれている馬と無事に牧場に帰ることを望まれている馬では、マネジメントの方法が全く変わってきます。
馬体がどれだけ良かったとしても、上記したような事情が絡む可能性がある馬に×2を使って出資はできないと思いました。
では、1番手評価をした馬ではなく、どの馬に申し込みをしたのか。
それでは発表します。
ハヴユーゴーンアウェイ20
●基礎情報
誕生日:2020/3/8
母父:Congrats
募集価格:4,000万円
所属:斉藤崇史厩舎(西)
生産牧場:レイクヴィラファーム
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:9歳(2番子・空胎空け)
馬体重:465kg
体高:157.0cm
胸囲:178.5cm
管囲:20.0cm
※馬体重、体高、胸囲は募集時の数値です。
●馬体分析
バランス:3点/7
肩:2点/2
トモ:4点/8
緩さ:4点/4
可動域:18点/21
歩様:7点/8
備考:1点(体を大きく見せる歩様、後肢を戻す速さ、成長力+1)
合計:39点/50
ハヴユーゴーンアウェイですが、今年の牝馬の中で馬体を2番目に評価しました。ラドラーダに対して、この馬は馬体以外の面でも評価できる要素が多かったように思います。以下ざっくりとですが、気づいた点を記載してみます。
①厩舎
→斉藤崇史厩舎(2021年リーディング8位 ※9月13日現在)で問題なし。今、もっとも勢いのある厩舎の1つです。芝・中長距離に強い、早生まれ馬のマネジメントに強い(世代重賞に強い)のも本馬と相性が良さそうです。
②価格
→ハーツクライ牝馬で4,000万円は一見価格が高く思えますが、米国短距離G1を勝った母にハーツクライと考えれば、馬体さえ良ければ許容範囲内と判断しました。
③血統
→少しだけ気になっています。おそらくは牡馬に出したかったであろう血統。ハーツクライ×米国の純パワー血統で、母系にSeattle Slewを内包し、牡馬であればニックス配合。牝馬だからこそ、クラブに回ってきたのかなと推測します。血統だけなら多少の不安な要素はありますが、以下の④と合わせて許容範囲内と判断しました。後に書きますが、血統構成と歩様は同クラブ所属のサンクテュエールに近い要素があると考えています。
また、本馬はドルメロ理論でも母の血統が最大活性化するタイミングの子であること、基礎体力が高い等、牝馬としてのニックス要素は少ないながらも、血統面においても総合的に買い要素はあると判断しました。
④歩様
→横の立ち姿が緩さを感じさせる立ち姿だったのに対し、歩かせてみるときびきびとした歩様で好印象。トモは緩いけど、決して緩く見せない力強い歩様。筋肉量が少ない今の時点でこんな歩様するのかよ(良い意味で)と思いました。スタートで大きく出遅れなさそうなイメージ。ハーツクライ産駒はゆったりと歩く馬が多い印象なので、本馬の歩様には良い意味でのギャップを感じました。種牡馬は違いますが、サンクテュエールの歩様に少し近いかなという印象を受けました。可動域は決して大きくないけど、歩様自体は素早く、特に後肢の返しに力が入っている印象です。
血統の項目でもお話しましたが、サンクテュエールもヒルダズパッション×ディープインパクトで母系にSeattle Slewを内包しているということで、歩様も近しいものがあるのかもしれません。
実際にヌーヴォレコルトやサンクテュエールの走りを確認したのですが、両馬ともストライドが大きく伸びるタイプではなさそうでしたので、もしかしたら本馬もピッチ気味の走法になるかもしれませんね。
⑤京都競馬場との相性×
→ハーツクライ産駒は京都が苦手。…ということで、京都競馬場の改修作業中の今が最大のチャンス。栗東所属ということで、特に京都競馬場の改修中の影響を良い方に受けられるのではと考えています。④歩様の話と絡めるのであれば、ストライド走法の馬が強い京都外回りを避けられるのは、本当に大きいなと思います。
・・・以上がハヴユーゴーンアウェイ20の考察です。
馬体で2番目の評価ですが、総合的に買いの要素が多いと判断し、ハヴユーゴーンアウェイ20に5口の申込をしました。ディープインパクト産駒の全姉が勝ち上がれなかったこと等の不安要素が本馬の価格に反映された印象ですが、緩い状態でこれだけキビキビと歩き、顔つきも良い。こんな映像を観せられたら、「本馬は大丈夫そうだな」と思っちゃいますよね。笑
ハーツクライ産駒の牝馬は回収率が悪くなる傾向があるので、なるべくなら避けたいところではあるのですが、買い要素がそろっていたので、迷いなくポチれました。
あらゆる要素が本馬の活躍を後押しするように働いており、あとはじっくりとトレーニングを積んで走るだけです。
僕個人の感情のお話をすると、回収率の話を除けばいつかハーツクライ産駒に出資してみたいと考えていたので、今回出資できればすごくありがたいです。今回を逃せば、二度とハーツクライ産駒に出資する機会もないでしょう。
ぜひご縁を頂きたいものです。
最後に皆様が納得のいく出資ができることを心よりお祈り申し上げます。
写真はキャロットクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。
一口馬主クラブの分析(2017~2018年産駒 牡馬について)
んにちは、がーひーです。
本日はキャロットクラブの募集に向けて2017・18年産駒のうち成績が優秀だった牡馬に焦点を当て、データ分析した内容をお届けします。
今回はコメントの内容薄めで、データを中心にお届けします。
ご了承ください。
前回、牝馬についての考察を行いましたので、そちらもぜひご覧ください。
牝馬編については比較的がっつり考察してみました。
今回の集計の対象となる競走馬は以下の馬です。
●対象
①獲得賞金3,000万円以上
②控除前回収率150%以上を達成
③2017~18年産駒の牡馬
※以下、「条件①②③」と表記
条件①②③の全てを満たすクラブ所属の募集馬が抽出対象です。
なお、回収率は牝馬よりも高い150%を検索条件にしており、牝馬よりも抽出条件を厳しくしています。これは牡馬が牝馬よりも好成績であることが理由です。
本来は維持費や会費の回収まで考えると募集額の150%を稼げる馬に出資することが基本だと僕は考えています。
なお、①②③をすべて満たす対象馬は全43頭でした。
●頭数
条件①②③を達成:43頭
17~18年産駒の全体頭数(17~18年産駒・牡馬で検索):814頭
達成率:5.28%
クラブ所属の牡馬100頭中、約5頭が①②③を達成している割合ということで、回収ができるクラブの牡馬に出資するハードル自体が非常に高いことがわかります。
●条件①②③を達成した頭数(クラブ別)
クラブ名 | 頭数 |
---|---|
キャロット | 8 |
サンデー | 7 |
シルク | 6 |
ノルマンディ | 4 |
G1サラ | 3 |
ウイン | 3 |
ラフィアン | 3 |
東京 | 2 |
広尾 | 2 |
ユニオン | 1 |
ターファイト | 1 |
ロード | 1 |
グリーン | 1 |
社台 | 1 |
ノーザン系3クラブがトップ。
ノルマンディが4位に食い込んできました。
●条件①②③を達成した種牡馬の頭数・募集額・賞金額・回収率
父×募集額×回収額×回収率 | 募集額 | 賞金額 | (万円) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
種牡馬名 | 頭数 | 合計 | 平均 | 合計 | 平均 | 平均回収率 |
スクリーンヒーロー | 4 | 7,700 | 1,925 | 31,770 | 7,943 | 413% |
エイシンフラッシュ | 3 | 4,800 | 1,600 | 13,447 | 4,482 | 280% |
キズナ | 3 | 8,800 | 2,933 | 22,559 | 7,520 | 256% |
ロージズインメイ | 2 | 2,560 | 1,280 | 17,531 | 8,766 | 685% |
マジェスティックウォリアー | 2 | 2,900 | 1,450 | 14,830 | 7,415 | 511% |
ハーツクライ | 2 | 10,600 | 5,300 | 45,742 | 22,871 | 432% |
タートルボウル | 2 | 3,200 | 1,600 | 11,811 | 5,906 | 369% |
ゴールドシップ | 2 | 3,800 | 1,900 | 10,203 | 5,102 | 269% |
モーリス | 2 | 5,000 | 2,500 | 12,324 | 6,162 | 246% |
リアルインパクト | 1 | 2,500 | 2,500 | 29,958 | 29,958 | 1198% |
エピファネイア | 1 | 2,800 | 2,800 | 29,226 | 29,226 | 1044% |
ヴィクトワールピサ | 1 | 1,400 | 1,400 | 8,846 | 8,846 | 632% |
マツリダゴッホ | 1 | 1,160 | 1,160 | 6,685 | 6,685 | 576% |
ドリームジャーニー | 1 | 3,600 | 3,600 | 20,382 | 20,382 | 566% |
ノヴェリスト | 1 | 2,000 | 2,000 | 10,484 | 10,484 | 524% |
オルフェーヴル | 1 | 4,000 | 4,000 | 19,417 | 19,417 | 485% |
サウスヴィグラス | 1 | 2,000 | 2,000 | 9,056 | 9,056 | 453% |
フリオーソ | 1 | 1,080 | 1,080 | 4,296 | 4,296 | 398% |
ヴァンセンヌ | 1 | 1,620 | 1,620 | 6,263 | 6,263 | 387% |
ベーカバド | 1 | 1,400 | 1,400 | 5,402 | 5,402 | 386% |
パイロ | 1 | 1,600 | 1,600 | 5,959 | 5,959 | 372% |
Kingman | 1 | 5,000 | 5,000 | 18,405 | 18,405 | 368% |
ミッキーアイル | 1 | 2,000 | 2,000 | 5,630 | 5,630 | 282% |
ダイワメジャー | 1 | 3,000 | 3,000 | 8,414 | 8,414 | 280% |
ルーラーシップ | 1 | 3,000 | 3,000 | 8,235 | 8,235 | 275% |
キンシャサノキセキ | 1 | 3,200 | 3,200 | 8,771 | 8,771 | 274% |
ゴールドアリュール | 1 | 2,500 | 2,500 | 6,356 | 6,356 | 254% |
ディープインパクト | 1 | 12,000 | 12,000 | 29,220 | 29,220 | 244% |
キングカメハメハ | 1 | 6,000 | 6,000 | 13,968 | 13,968 | 233% |
マクフィ | 1 | 2,800 | 2,800 | 5,721 | 5,721 | 204% |
●狙いたい種牡馬
2頭以上いる種牡馬から何頭かをピックアップしてみました。他は人気になりそうだったり、価格が高くなりそうですね。
●条件①②③を達成した馬の母父
母父 | 頭数 |
---|---|
キングカメハメハ | 4 |
ディープインパクト | 4 |
サンデーサイレンス | 3 |
フレンチデピュティ | 2 |
クロフネ | 2 |
スペシャルウィーク | 2 |
シンボリクリスエス | 2 |
ブライアンズタイム | 2 |
牝馬に続き、キングカメハメハがトップ。シンボリクリスエスもいますね。牝馬と違い、ディープインパクト、サンデーサイレンス等のサンデー系種牡馬がランクインしてきたのが牡馬の特徴ですね。
●条件①②③を達成した種牡馬×母父(ニックス)
2頭以上条件を達成した特定のニックスはありませんでした。
●条件①②③を達成した馬の馬体重(募集時)
以上 | 以下 | 頭数 |
---|---|---|
411kg | 420kg | 0 |
421kg | 430kg | 1 |
431kg | 440kg | 1 |
441kg | 450kg | 2 |
451kg | 460kg | 2 |
461kg | 470kg | 6 |
471kg | 480kg | 6 |
481kg | 490kg | 9 |
491kg | 500kg | 4 |
501kg | 510kg | 5 |
511kg | 520kg | 4 |
521kg | 530kg | 1 |
531kg | 540kg | 2 |
活躍馬は461kg~520kgまでに集中しました。
①②③達成の観点からは、460kg以下の馬は極力狙わない方が良さそうです。
●条件①②③を達成した馬の母出産時年齢(募集時)
母年齢 | 頭数 |
---|---|
5歳 | 1 |
6歳 | 2 |
7歳 | 2 |
8歳 | 9 |
9歳 | 6 |
10歳 | 6 |
11歳 | 7 |
12歳 | 0 |
13歳 | 2 |
14歳 | 1 |
15歳 | 0 |
16歳 | 0 |
17歳 | 2 |
18歳 | 2 |
19歳 | 2 |
20歳 | 0 |
21歳 | 1 |
例年通りの分布の印象。
牝馬よりは少し若いですね。
●条件①②③を達成した馬の生まれ月別頭数
生まれ月 | 頭数 |
---|---|
1月 | 4 |
2月 | 8 |
3月 | 16 |
4月 | 9 |
5月 | 6 |
牝馬の分析と同じく、1月生まれの成績が振るわない点は同じ。
他は例年通りの印象です。
●条件①②③を達成した馬の募集額別の頭数
以上 | 以下 | 頭数 | 平均回収率 |
---|---|---|---|
0万円 | 1,000万円 | 2 | 942% |
1,001万円 | 2,000万円 | 22 | 379% |
2,001万円 | 3,000万円 | 9 | 447% |
3,001万円 | 4,000万円 | 6 | 364% |
4,001万円 | 5,000万円 | 1 | 368% |
5,001万円 | 6,000万円 | 1 | 233% |
6,001万円 | 7,000万円 | 1 | 528% |
11,001万円 | 12,000万円 | 1 | 244% |
1,000万円台~3,000万円台の活躍が目立ちます。
●条件①②③を達成した馬のクラブ×募集額別の頭数
クラブ名 | 募集額 | 頭数 |
---|---|---|
キャロット | 2,000万円台 | 5 |
ノルマンディ | 1,000万円台 | 3 |
サンデー | 3,000万円台 | 3 |
ウイン | 1,000万円台 | 2 |
キャロット | 1,000万円台 | 2 |
ラフィアン | 1,000万円台 | 2 |
シルク | 2,000万円台 | 2 |
G1サラ | 3,000万円台 | 2 |
「キャロットクラブ×2,000万円台×牡馬」が熱い。
●条件①②③を達成した馬のクラス別頭数
クラス | 頭数 |
---|---|
オープン | 22 |
3勝クラス | 12 |
2勝クラス | 9 |
●条件①②③を達成した馬の生産牧場別頭数
行ラベル | 頭数 |
---|---|
ノーザンファーム | 15 |
白老ファーム | 4 |
コスモヴューファーム | 3 |
岡田スタッド | 3 |
追分ファーム | 2 |
社台ファーム | 2 |
ビッグレッドファーム | 2 |
坂東牧場 | 1 |
風ノ丘ファーム | 1 |
谷川牧場 | 1 |
大北牧場 | 1 |
笹地牧場 | 1 |
ヒカル牧場 | 1 |
木村秀則 | 1 |
三嶋牧場 | 1 |
海外 | 1 |
富田牧場 | 1 |
宮内牧場 | 1 |
村上牧場 | 1 |
ということで、本日は基礎情報分析の牡馬編でした。
キャロットクラブの募集に望まれる皆様、頑張りましょうね。
一口馬主クラブの分析(2017~2018年産駒 牝馬について)
こんにちは、がーひーです。
シルクホースクラブの募集が始まりましたね。
僕はシルクには所属しておらず、参加予定もありませんが、大本命キャロットクラブの募集が控えています。
本日は、すべての一口馬主の方々に2017・18年産駒の成績が優秀だった牝馬についての分析内容をお届けします。かなり長い内容になるため、ご自身が興味を持たれた箇所だけつまみ食い感覚でお読み頂ければ幸いです。
今回の集計の対象となる競走馬は以下の馬です。
●対象
①獲得賞金3,000万円以上
②控除前回収率100%以上を達成
③2017~18年産駒の牝馬
※以下、「条件①②③」と表記
条件①②③の全てを満たすクラブ所属の募集馬が抽出対象です。
なお、①②③をすべて満たす対象馬は全46頭でした。
それでは下記、抽出内容+僕の感想を記載していきます。
●全体頭数
条件①②③を達成:46頭
17~18年産駒の全体頭数(17~18年産駒・牝馬で検索):778頭
達成率:5.91%
クラブ所属の牝馬100頭中、5~6頭が①②③を達成している割合ということで、回収ができるクラブの牝馬に出資するハードル自体が非常に高いことがわかります。
金融商品として考えれば、S&P500に投資する方が遥かに理にかなっていると思います。
●条件①②③を達成した頭数(クラブ別)
クラブ名 | 頭数 |
---|---|
シルク | 9 |
キャロット | 7 |
社台 | 6 |
ウイン | 4 |
サンデー | 4 |
G1サラ | 3 |
ユニオン | 2 |
グリーン | 2 |
ノルマンディ | 2 |
広尾 | 1 |
YGG | 1 |
友駿 | 1 |
ワラウカド | 1 |
ターファイト | 1 |
ラフィアン | 1 |
東京 | 1 |
総計 | 46 |
シルク、キャロットのノーザン系クラブが1・2位でした。
やはりノーザン系クラブは強いですね。
サンデーは上位3位以内に入れませんでしたね。
ノーザン・社台以外ではウインが特にがんばっていますね。
なお、東サラは・・・。笑
●条件①②③を達成した種牡馬の頭数・募集額・賞金額・回収率
父×募集額×回収額×回収率 | 募集額 | 賞金額 | (万円) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
種牡馬名 | 頭数 | 合計 | 平均 | 合計 | 平均 | 平均回収率 |
ディープインパクト | 5 | 30,600 | 6,120 | 86,043 | 17,209 | 281% |
ゴールドシップ | 4 | 8,400 | 2,100 | 25,335 | 6,334 | 302% |
エピファネイア | 4 | 10,660 | 2,665 | 76,622 | 19,156 | 719% |
キズナ | 4 | 6,800 | 1,700 | 52,157 | 13,039 | 767% |
ダイワメジャー | 3 | 7,100 | 2,367 | 36,770 | 12,257 | 518% |
スクリーンヒーロー | 3 | 5,980 | 1,993 | 17,324 | 5,775 | 290% |
オルフェーヴル | 3 | 6,400 | 2,133 | 20,645 | 6,882 | 323% |
ルーラーシップ | 3 | 6,400 | 2,133 | 43,415 | 14,472 | 678% |
ロードカナロア | 2 | 6,400 | 3,200 | 10,720 | 5,360 | 168% |
キングカメハメハ | 2 | 5,300 | 2,650 | 13,346 | 6,673 | 252% |
エイシンフラッシュ | 1 | 3,000 | 3,000 | 4,059 | 4,059 | 135% |
ヴィクトワールピサ | 1 | 2,400 | 2,400 | 5,352 | 5,352 | 223% |
マツリダゴッホ | 1 | 1,400 | 1,400 | 4,140 | 4,140 | 296% |
ヘニーヒューズ | 1 | 1,200 | 1,200 | 6,252 | 6,252 | 521% |
ゴールドアリュール | 1 | 1,200 | 1,200 | 6,187 | 6,187 | 516% |
リオンディーズ | 1 | 2,000 | 2,000 | 5,047 | 5,047 | 252% |
スウェプトオーヴァーボード | 1 | 3,600 | 3,600 | 4,845 | 4,845 | 135% |
ヴァーミリアン | 1 | 1,800 | 1,800 | 5,134 | 5,134 | 285% |
キンシャサノキセキ | 1 | 3,200 | 3,200 | 4,810 | 4,810 | 150% |
ハーツクライ | 1 | 1,200 | 1,200 | 5,903 | 5,903 | 492% |
モーリス | 1 | 720 | 720 | 4,029 | 4,029 | 560% |
ハービンジャー | 1 | 1,600 | 1,600 | 5,999 | 5,999 | 375% |
Kingman | 1 | 1,400 | 1,400 | 4,484 | 4,484 | 320% |
頭数だけで考えるとディープインパクト産駒がもっとも多いですが、その分当たり外れも大きいことがわかります。募集額が圧倒的に高額ですね。他馬と比べても募集額が約2~3倍の開きがありますが、それだけ高額の募集額に対して、回収率の平均が281%なのは立派です。このあたりがフィリーサイアーと呼ばれるゆえんかなと。
募集額、回収率も含めて考えると現時点ではキズナ、エピファネイア、ゴールドシップが特に素晴らしいことがわかりますが、今後はクラブ側もこのことを分かって募集額を値付けをしてくるため、回収率が下がることが想定されますし、今後の募集では出資するにも一苦労ということになりそうです。
想定よりも安いキズナ産駒、エピファネイア産駒、ゴールドシップ産駒が募集された時は個人的には要注意かなと思います。
そこで今年の狙い目種牡馬として、下記の種牡馬を挙げさせて頂きます。
この4頭の種牡馬については、今年の募集時は特に注目したいですね。
①②③を達成した頭数も3頭以上で、平均回収率も決して悪くありません。
なにより1番大きいのがディープインパクト、キングカメハメハの2代巨頭が存在した時代に生き残ってきた種牡馬なのにも関わらず、今の種牡馬界隈では低評価されている可能性があります。
なお、このブログを参考にして頂く際は牝馬のみに注目することを忘れないでください。
●条件①②③を達成した馬の母父
母父名 | 頭数 |
---|---|
キングカメハメハ | 4 |
シンボリクリスエス | 3 |
クロフネ | 2 |
Tiznow | 2 |
ゼンノロブロイ | 2 |
エリシオ | 2 |
頭数で2頭以上の種牡馬をピックアップしてみました。
やはり母父キンカメ最強説はデータ面で見ても信憑性がありそうです。種牡馬はサンデー系、ノーザンダンサー系等、相手を選ばないのが良いですね。シンボリクリスエスも最近の流行りですが、こちらもデータでも裏付けが取れましたね。
ここで挙げた6頭が母父にいた場合、注目してみても面白そうです。
●条件①②③を達成した種牡馬×母父(ニックス)
父 | 母父 | 頭数 |
---|---|---|
エピファネイア | キングカメハメハ | 3 |
キズナ | シンボリクリスエス | 2 |
こちらも頭数で2頭以上の種牡馬をピックアップしました。
エピファネイア×キングカメハメハはデアリングタクトやスカイグルーヴ等で有名な牝馬のニックスで周知の事実ですが、キズナ×シンボリクリスエスも意外と良さげですね。
●条件①②③を達成した馬の馬体重(募集時)
以上 | 以下 | 頭数 |
---|---|---|
411kg | 420kg | 0 |
421kg | 430kg | 7 |
431kg | 440kg | 2 |
441kg | 450kg | 8 |
451kg | 460kg | 7 |
461kg | 470kg | 8 |
471kg | 480kg | 4 |
481kg | 490kg | 6 |
491kg | 500kg | 1 |
501kg | 510kg | 3 |
511kg | 520kg | 0 |
521kg | 530kg | 0 |
531kg | 540kg | 0 |
募集時の馬体重は比較的分散されていますね。
募集時421~430kgに7頭いるあたりは、さすが牝馬という印象です。
ですが、やはり活躍馬の中心は441kg~470kgあたりということで、強気に攻めるのであれば募集時の馬体重も気にした方が良いという結果となりました。
逆に新規入会狙いであれば、これらの馬格を避ければ入会できる確率が高まると言えそうです。
●条件①②③を達成した馬の母出産時年齢(募集時)
母年齢 | 頭数 |
---|---|
5歳 | 2 |
6歳 | 4 |
7歳 | 8 |
8歳 | 2 |
9歳 | 2 |
10歳 | 4 |
11歳 | 6 |
12歳 | 4 |
13歳 | 3 |
14歳 | 4 |
15歳 | 2 |
16歳 | 2 |
17歳 | 1 |
18歳 | 2 |
19歳 | 0 |
7歳が1番多く、11歳が2番手でした。母年齢10歳~14歳で誕生した馬に多く活躍馬が集まったのは昨年の傾向とは少し違いましたね。大枠は昨年に行った分析と変わらないですね。今回の分析結果にいたるまでは母出産時年齢14歳は自分の中では、出資するにはギリギリのゾーンでしたので、優秀な繁殖であったり空胎開けであれば15歳くらいまで狙えそうです。
昨年度も似たような分析を行っていますので、ご興味のある方はこちらもご参考にしてみてください。大枠は今年の分析と変わらないですが、若干傾向が変わっています。
↓昨年の分析↓
●条件①②③を達成した馬の生まれ月別頭数
生まれ月 | 頭数 |
---|---|
1月 | 7 |
2月 | 10 |
3月 | 12 |
4月 | 13 |
5月 | 4 |
こちらも昨年の分析と同じく、2~5月に集中していました。5月が少ないのはなんとなく分かるのですが、1月が少ないのは意外と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
●1月生まれの馬の考察
・ピークが早く来やすいにも関わらず、賞金が比較的安い等の影響を受ける
・晩成傾向の馬よりも早い時期の故障によるリスクが高い
・募集時に良く見える馬が多いため、出資額が同種牡馬の産駒より高額になりやすい
僕が思いつく限りですが、1月生まれで条件を満たす馬が少ない理由です。
昨年に行った分析では3月生まれが1番頭数が多かったのですが、今年は4月生まれが1番頭数が多かったです。
新規入会目的であれば、馬体が成長していない5月生まれの募集馬がチャンスになるかと思います。
●条件①②③を達成した馬の募集額別の頭数
以上 | 以下 | 頭数 | 平均回収率 |
---|---|---|---|
0万円 | 1,000万円 | 2 | 549% |
1,001万円 | 2,000万円 | 20 | 612% |
2,001万円 | 3,000万円 | 12 | 376% |
3,001万円 | 4,000万円 | 7 | 211% |
4,001万円 | 5,000万円 | 0 | 0% |
5,001万円 | 6,000万円 | 4 | 303% |
6,001万円 | 7,000万円 | 1 | 200% |
7,001万円 | 8,000万円 | 0 | 0% |
1,001~2,000万円台が良い数値なのは、個人的には意外でした。
当初は2,001~4,001万円台あたりが1番と想定していました。
1,000~2,000万円台の馬の中で走る馬を見極める目を持てれば最高ですね。
ただ、それが難しい。
●条件①②③を達成した馬のクラブ×募集額別の頭数
クラブ名 | 募集額 | 頭数 |
---|---|---|
キャロット | 3,000万円台 | 4 |
シルク | 3,000万円台 | 3 |
ウイン | 1,000万円台 | 3 |
サンデー | 2,000万円台 | 3 |
社台 | 2,000万円台 | 3 |
シルク | 1,000万円台 | 2 |
シルク | 2,000万円台 | 2 |
G1サラ | 2,000万円台 | 2 |
グリーン | 2,000万円台 | 2 |
各クラブの得意な価格帯を探るために作成してみました。
2頭以上達成している組み合わせのみピックアップしています。
1,000万円代~3,000万円台で幅広いですが、やはりクラブによって得意な価格帯が違うことが分かりますね。シルク以外は偏りがあります。
出資されているクラブの得意な価格帯は把握しておいた方が良いことがわかります。
●条件①②③を達成した馬のクラス別頭数
クラス | 頭数 |
---|---|
オープン | 23 |
3勝クラス | 12 |
2勝クラス | 7 |
1勝クラス | 2 |
引退 | 2 |
2勝クラスでも達成している馬はいますが、やはり回収率を考えるとオープンクラスを狙える馬に出資したいですね。
●条件①②③を達成した馬の生産牧場別頭数
生産牧場 | 頭数 |
---|---|
ノーザンファーム | 20 |
社台ファーム | 5 |
コスモヴューファーム | 4 |
白老ファーム | 3 |
長谷川牧場 | 1 |
パカパカファーム | 1 |
那須野牧場 | 1 |
レイクヴィラファーム | 1 |
谷川牧場 | 1 |
海外 | 1 |
追分ファーム | 1 |
笹川大晃牧場 | 1 |
ビッグレッドファーム | 1 |
白井牧場 | 1 |
幌村牧場 | 1 |
木村秀則 | 1 |
ストームファームコー | 1 |
谷岡牧場 | 1 |
最後は生産牧場別の頭数です。
達成した馬の約半数はノーザンファーム生産馬ということですね。また、コスモヴューファームが優秀ですね。個人的には今から新規入会を狙うのであれば、ウィンレーシングクラブかなと思います。
・・・ということで、牝馬の定量データの分析をお届けしました。
僕も今年のキャロットクラブ募集には上記のデータを基礎情報として反映させようと思います。
本データが皆様の募集馬選びのお役に立てば幸いです。
レッドアルベール(レッドジゼル20)のご紹介
こんにちは、がーひーです。
サンデー、社台の40口クラブ、東サラさんの当選結果が続々と出ていますね。
お望みの馬に出資できた方、おめでとうございます。
出資できなかった方はシルク、キャロット、はたまた2次募集やキャンセル募集も控えていますので、まだまだこれからですね。
現に僕も19年度産駒はレッドラディエンスとルージュラジョアの2頭出資のみですが、出資を確定できた時期はいずれも12月以降でした。
これからどんどん良くなってくる馬もいると思いますので、各クラブの近況は見逃さないようにしたいですね。
僕も×2を保持している大本命のキャロットが残っています。
後悔のないように、準備を進めていきます。
さて、今回は東京サラブレッドクラブ2021年度募集での結果についてです。
まず抽選の結果は以下の通りでした。
レッドジゼル20に最優先を行使し、無事出資することができるようです。
出資するのは難しいだろうなと思っていたので、素直に嬉しかったです。
ブルーミングアレーは募集動画を見直していて、その良さを実感できた馬でしたが、若干トモの緩さを感じた面はありました。ただ、ランブリングアレーの兄弟&友道厩舎に魅力を感じ、申し込みましたが甘くはなかったですね。
ツイッターを見ていると、今年は1000票を超えた馬でうまく票が分散されていたように思います。(ジョリージョコンドは除く)
今回、運良くご縁を頂くことができ、出資者の1人となることができました。
ということで、さっそくレッドジゼルのご紹介をさせて頂きます。
●レッドジゼル2020
募集時(写真)
募集時(動画)
●基礎情報(募集時)
誕生日:2020/3/17
母父:アグネスタキオン
募集価格:2,800万円
所属:鹿戸雄一厩舎(東)
生産牧場:レイクヴィラファーム
育成牧場:ノーザンファーム空港
母出産時年齢:8歳(4番子)
馬体重:450kg
体高:154.0cm
胸囲:181.0cm
管囲:20.5cm
現時点で体高154cmでありながらも、馬体重450kg、胸囲181cmとパワーを感じられる馬体をしています。
叔父にレッドアンシェル(CBC賞勝ち)がおり、母の兄弟はアイルランドを中心とした海外の中距離G1を勝ちまくっています。母自身はアメリカのリステッド条件で好走した馬でした。兄弟は活躍とまでは言えないものの、2/3で勝ち上がりができている(勝ち上がれてないない馬は未出走で引退)ため、堅実な血統と言えそうです。
血統表だけ見ると、重たい馬場やダートがメインかなという印象ですが、父サトノクラウンはクラシック時期に日本の芝への適性を示していただけに、ぜひ芝でも使ってもらいたいなと思います。
芝で使う際に個人的に1番使って欲しい条件は、馬場が傷んだ開催後半でのレースですね。雨が降ればなお良し。重賞で例えるなら宝塚記念や京都記念です。ちょっと距離が長いかもしれませんが。洋芝も面白そうです。開催後半の非根幹条件を積極的に使ってもらえたら、上手くいけば3勝クラスくらいはいけるのではないかなと思っています。
サトノクラウンの全姉ジョリージョコンド産駒のルージュアリュールに出資していますが、ディープインパクト産駒の小柄(当時420kg前後)ながら小倉の重馬場条件で新馬勝ちしました。ジョコンダⅡ一族の重馬場の鬼説が自分の中では浮上しています。サトノクラウン自身も稍重の宝塚記念を制しています。
未知の新種牡馬ではりますが、個人的にサトノクラウンが大好きなのもあり、出資するにあたっての抵抗感はありませんでした。なにより馬体が良いですし、自信を持ってポチりました。
募集時の写真では緩さの少ないゴリマッチョな姿をしていますが、動画では多少の緩さも見せています。その点が自分にとっては、逆に好印象でした。現時点で緩さが全くないのも伸びしろを感じられないですし。
比較的マッチョな姿でありながらも、後肢にバネを感じることができます。飛節もそこそこ伸びますし、踏み込みは深いです。なによりもゴリッとした飛節がパワーを生んでくれそう。
とにかく全体のバランスが良い馬で、100点の箇所は少ないかもしれませんが、全科目を平均したら80点は取れているタイプといった印象を持っています。
サイズ的にも一切の文句はありません。故障にだけ気を付けてもらえればなと。
夢は大きく、活躍した母系の叔父さん達のように、本馬も得意条件を見つけて活躍してくれることを祈っています。
写真は東京サラブレッドクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。
2021年度東京サラブレッドクラブ募集馬評価
こんにちは、がーひーです。
2021年度東京サラブレッドクラブ募集馬評価の総合評価です。
昨年は基礎情報の評価、馬体評価、総合評価の3回に分割しましたが、
今回は総合評価として一気に公開しちゃいます。
馬体評価のみの点数も公開しています。
●点数の配分
①基礎情報:20点
生まれ月、母年齢、価格帯、回収の難易度、育成牧場 等を加味
②馬体:50点
バランス、肩、トモ、緩さ、可動域、歩様 等を加味
なお、昨年は牡馬と牝馬を同基準で評価していましたが、今年は評価ポイントを牡馬と牝馬で少し変えています。
・牡馬
昨年度のほぼ同基準。バランス、肩、トモ、緩さ、可動域、歩様をバランス良く評価
・牝馬
昨年度と大きな変更あり。バランス、肩、トモ、緩さ、可動域、歩様の中で「可動域」を大きく評価する仕組みに変更しました。「可動域」の点数は牝馬の方が高い点数になっています。その他の項目は牡馬の方が点数が高めになるようにしています。
→クロノジェネシスのような馬を評価できるようにするため。一方でアーモンドアイやデアリングタクトのような馬も評価できるような仕組みにもしています。
③総合点(①基礎情報+②馬体)
最高点:70点
●総合点(TOP10)
1位 レッドジゼル 58点
2位 レッドリヴェール 58点
3位 アンジュパッセ 56点
4位 レッドクラウディア 54点
5位 オジャグワ 52点
6位 インフレイムド 50点
7位 レッドアヴァンセ 48点
8位 シックスイス 47点
9位 レッドファンタジア 43点
10位 ヌーベルバーグ 44点
1~21位
21~41位
昨年のレッドモンレーヴ(ラストグルーヴ2019)に続き、1番人気になりそうなレッドジゼル2020が1位になりました。個人的には外れても特攻する価値がある馬なんじゃないかと思っています。バランスが良く、繋ぎが若干立ち気味であること、父系と母系の重厚さが少し気になる程度で、非常に良い馬だと思いました。ただ、この血統の重厚さは言い換えると馬場が重たくなる条件に滅法強くなる可能性秘めており、強烈なメリットになり得る可能性があると言い換えることができます。
2位はレッドリヴェール2020でした。ついに馬格のある子がラインナップされましたね。重心が低く、力強さを感じる歩様が印象的な馬です。早めに進められそうなら、フィリーズレビューを狙いたいですね。
3位はアンジュパッセ2020でした。アメリカンペイトリオット産駒がどのような馬なのかは全然知らないのですが、馬体と歩様はものすごく良いと思いました。あまり人気にならなさそうな点が良さげですね。
「この子はどうですか?」など意見を聞いてみたい子がいらっしゃいましたら、コメント欄にてお教えください。可能な限り返信させて頂きます。
僕はこれから色んな方の血統評価を参考にさせてもらい、最終的にどの子に最優先を使うかを決めようと思っています。
今年はキャロットで×2を保持しており、高額の馬に行きたいと思っていますので、東サラは強気に行く戦略で行きます。先行期間で取れなくてもOK。票読みはしない予定です。
ただ、母優先に良い馬が集まっていて、少し泣きそうです。笑
去年のように先行募集時に行かなくても、満足な出資ができるパターンもあると思いますしね。キャンセル募集に備えるくらいのことはしておこうと思います。
ぜひ皆様のおススメ馬もコメント欄にてお教えください^^