がーひーの一口馬主アカウンティング

東京TC、キャロットCで一口馬主を始めたがーひーが会計を中心に、皆様に一口馬主ライフをお伝えします。

出資馬紹介~フォアシュピール(ミュージカルロマンス17)~

こんばんは、がーひーです。

 

各クラブでは続々と18年度産駒の情報が出回ってきました。ネットでは18年度産駒の情報戦が各所で始まっているようです。

 

僕も色々と血統のお勉強をして、今年度のドラフトに望む予定ですが、今のところ出資したいと思えるような血統の馬にはまだ出会えていません。と言っても、まだ東サラ馬の血統をちらっと見ただけですが。笑

 

一口人生初のドラフトのテーマは「お財布の紐をキツく閉めて望む」にしようと思ってます。1年目からディープ産駒にいきすぎたので、自戒の意味を込めてのテーマです。

 

さて、今日は18年産駒に移る前に、17年度産駒で僕が最後に出資した馬を紹介させて頂きます。キャロットのキャンセル募集にも上がってきていますよ。

 

 

フォアシュピール(牡)

母:ミュージカルロマンス

父:ディープインパクト

母父:Concorde's Tune

厩舎:手塚 貴久 厩舎(関東)

1口:250,000円(100,000,000円÷400口)


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19/6/14  NF空港
馬体重:475kg 

現在は週2日900m屋内坂路コースをハロン15~16秒のキャンター2本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。速い時計を出した際に苦しさを見せることもありますが、それでも力強さは着実に増してきており、行かせたい時にビュンと加速できるようになってきました。芯が入ってきたことで、元々持っている身のこなしの良さにパワーが備わってきた印象です。

 

キャロットクラブHPより

 

 

 

この馬に出資するかは、最後の最後まで本当に悩みました。悩んだ理由としては、一口馬主の初年度で考えていた予算を大幅にオーバーしていたこと、開腹手術を受けた経緯があること、全兄全姉が1億円を回収できるレベルの活躍がまだできていないこと、キャロットで勝ち上がれなければ出走制限に引っ掛かり、未勝利引退の可能性が生まれる等の出資しづらい理由が多くあり、どうしても出資に踏み切れませんでした。

 

自分としては出資しづらいと思うような理由ばかりが並ぶ中、フォアシュピールのことが気になっていたのか、僕は会員でもないのにキャロットクラブのHPに毎日通い、フォアシュピールの写真と動画を眺める悶々とした日々を過ごしていました。そして、残り40口を割り込んだあたりでポチってしまいました。深い理由もなく、最後は勢いでした。笑

 

以下、僕が考えるフォアシュピールの良いところと悪いところです。

 

 

⚫️良いところ

 

◎柔らかで雄大な歩様

フォアシュピールといえば、なんといっても雄大で柔らかな歩様が最大の特徴だと思います。一歩一歩を丁寧に、かつ自分を大きく見せるような歩き方に、大人びた風格を感じます。競馬に歩き方の競技があるならば、間違いなくPOG上位でしょう。笑

 

現時点で力強さはあまり感じられませんが、成長して筋肉がついてきた際に、筋肉から生み出される力を無駄なく横に進もうとする力に変換できる素地は持っているように思いました。

 

ここにアメリカのパワー血統が乗ることを考えると将来がすごく楽しみです。最近の更新では、持ち前の柔らかさだけでなく、一本の芯が入ったような力強さも感じられるようになってきました。遅生まれのため、馬体はもう少し良くなると踏んでいます。

 

 

 

 

○成長力

2018年8月時点で388kgだった本馬をが2019年6月15日の更新時点で475kgまで成長しました。かなりの成長力を見せてくれています。体の大きさで困ることはなさそうです。あとは上手い走り方、頭の使い方を覚えてくれれば、文句なしです。

 

 

 

△血統

調べたところ複数のニックス要素が含まれているようです。母方にNasrullahが含まれている点が少し気になります。ディープインパクト×Nasrullahはあまり相性が良くないようですね。ただし、血統的には必ずしも×とは言えない要素も見つけました。それは本馬の場合、母系にDamascusとin Realityが内包されており、この2つの要素がディープインパクトとのニックスにあたるのではないかと私は考えています。必ずしも父と馬体だけで1億円がついたようではないようです。

 

 

 

◎母の実績(△産駒実績)

アメリカのイクリプス賞にて、2011年度の最優秀短距離牝馬を獲得。プリンセスルーニーH、BCフィリー&メアスプリントの2つのG1を制覇。2011年の米ダート牝馬の頂点に立っています。母の実績としては申し分ありません。上2頭もディープにつけられています。上2頭ともに勝ち上がりこそ問題ありませんが、まだまだ出資金額を回収できるだけの活躍がしきれていない点で、産駒実績は△としています。

 

 

 

⚫️悪いところ

 

×開腹手術によるリスクと調教の遅れ

出資する上での最大のリスクがエントラップメント(結腸が脾臓と腎臓の間に引っかかった状態)による開腹手術をしている点でした。経緯を語りだすと長くなるため避けますが、再発や悪化のリスクは低いと考えています。

 

 

 

×馬体の弱々しさ

現時点で入厩している2歳馬に比べて、牝馬かと思うくらいに弱々しさが目立つ馬でしたが、少しずつ良くなってくれています。直近の更新では、僕の主観ですが、少しゴリゴリさが感じられるくらいですね。

また、タイムこそは出ていますが、頭の高さや溜めが作れない等、毎回の更新ではなにかしらの指摘を受けています。課題が明確なのは逆に良いことだと僕は考えています。

 

 

 

⚫️まとめ

 

遅生まれなのもあり、勝ち上がりさえしてくれれば、長く活躍をしてくれそうな馬だと踏んでいます。出資を決めた当時は弱々しさに不安を感じていましたが、今はそこには不安を感じません。本当に良い馬に出資できたなと思っています。無理にクラシックは狙わず、この馬の成長に合わせて末長く出走させてくれたらなと思います。距離は長くて2,000mまでかな?手塚厩舎の皆様、よろしくお願いします。

 

 

写真はキャロットクラブのホームページ掲載の情報であり、転載許可を得ております。無断転載をしないようにお願いいたします。