がーひーの一口馬主アカウンティング

東京TC、キャロットCで一口馬主を始めたがーひーが会計を中心に、皆様に一口馬主ライフをお伝えします。

キャロットクラブ2020年募集に向けて①(トレンド種牡馬のご紹介)

こんにちは、がーひーです。

 

今回のブログから数回に分けて、ここ半年で研究していたデータをご紹介させて頂きます。

 

正直、このデータは誰にもお見せしたくないデータであるため、公開することに躊躇いがあるのですが、有益なデータは常に変化していくものですし、出資を考えられている皆様のお役に立ちたいという気持ちもあるため、キャロットクラブの募集を控えたこのタイミングでご紹介させて頂きます。

 

まずここ半年、私が何をしていたかと申し上げると一言で言うのであれば、「馬体を見れるようになる練習」を行ってきました。

 

この半年は仕事とプライベートの両方が忙しい時期であったため、

お風呂の湯船につかっている時に、ずっとGI馬が募集された際の動画を観るようにしていました。

 

G1馬は募集時から馬体や歩様が素晴らしい馬が多く、自分が募集の際に選んだ馬とは一線を画す馬ばかりでした。

 

そんなG1を勝つような馬達の募集時の動画をたくさん観る中で、自分なりに気づいた違和感がいくつかありました。

 

 

 

「牡馬、牝馬で少し特徴が違うんじゃね?」

 

「この種牡馬ってGI馬が牡馬(牝馬)に偏ってない?」

 

種牡馬によって、募集時の特徴が違うんじゃね?」

 

種牡馬が晩年の産駒は、G1馬が特定の母父(牝系)に偏ってる?」

 

 

 

競馬ファン一口馬主の方であれば、常識かもしれませんが、自分の中で上記の疑問が改めて生まれたのです。

 

種牡馬は様々な牝馬に種付けられることにより、様々なタイプの仔馬が生まれます。 

 

種牡馬が晩年になればなるほど、走るための血統上の条件が特定され、「ニックス」と呼ばれる組み合わせが開拓されます。

 

今は一口馬主クラブが流行り、優秀な血統馬が売れ残るような時代ではありませんから、牧場サイドとしても挑戦的な配合を行うことがしやすい環境でもあり、そういった環境がいわゆる「血の淘汰」を加速させている背景もあると思います。

 

たとえばディープインパクトであれば、「ディープインパクト×Storm Cat」は代表的な組み合わせと言われていますが、近年は「ディープインパクト×Unbridled’s Song」の勢いに押され気味です。

 

これはほんの一部の簡単な事例ですが、優秀なニックスがより優秀なニックスに取って代わる「血の淘汰」が数々行われ、種牡馬の晩年に代表産駒と呼ばれる馬が生まれる仕組みが、現在の競馬界にあると僕は考えています。

 

では、競馬素人である僕が考える「ニックスとは何なのか?」

 

現時点での結論を申し上げると、「種牡馬の長所を仔馬に伝える確率を上げるための配合の組み合わせ」となります。

 

あくまでも確率論であるため、長所が仔馬に伝わらないケースも多々あります。

むしろ伝わらないケースの方が圧倒的に多いと思われます。

 

これが全兄弟でも、まったくの別馬になる仕組みです。

 

複数ある祖先の中から特定の祖先の特徴が選ばれる。あくまでも確率の問題と解釈すると、全兄弟が全く違うタイプになることにも自然と理解できます。

 

晩年の種牡馬であればあるほど、仔馬にどのような特徴が出れば走るのかを、募集前に把握しておくことは強みになるはずです。種牡馬の強みが仔馬の馬体に反映されているかを確認し、反映されていないのであれば出資しないという判断が容易に行えるのではないでしょうか。

 

 

 

ここからは実際の馬を観察する作業について。

 

馬の動画をたくさん拝見する中でG1馬には、G1馬になるための持って生まれた素質があるように思います。これは日々、相馬眼を養っていられる方であれば、ご理解頂けるかと思います。

 

G1馬には数多くの共通点がある一方で、種牡馬によって特徴が出やすい要素もあれば、特徴が出にくい要素もあるのではないかと思うようになりました。

 

走る走らないは別として、

仔馬の特徴として、動きが柔らかさを出しやすい種牡馬もいれば、

優秀な仔馬が牡馬(もしくは牝馬)に偏る種牡馬もいます。

 

たとえば、募集時には明らかに動きが硬くてもデアリングタクトのように無敗でG1を2勝する馬もいます。

 

逆に動きが柔らかくても、柔らかいこと自体が産駒の特徴であり、体が柔らかく出たとしても、競馬では走らない馬も多々います。

 

G1馬の馬体の特徴には偏りがあるため、それらすべてを一括りにして観ているだけでは、なかなか共通事項を見出しづらいのではなないか?

 

・・・と思うようになりました。

 

 

これまでの話を結論付けるのであれば、まず1番大切なのは馬体。

 

馬体の見方として、種牡馬ごとに仔馬の特徴を把握する方法は有効。

 

種牡馬の長所(ニックスの要素)が馬体に反映されているかを、これまでのG1馬と見比べて確認することは有効。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、これまでのキャロットクラブ募集馬を種牡馬ごとにどのような特徴が出れば走るのかをこのブログを通じて考察していこうと思います。

 

では「トレンド種牡馬」とは、どのような種牡馬なのか?

 

 

①募集額対しての賞金が150%以上

かつ

②(募集額+3,000万円)<賞金額

 

①、②を同時に満たす産駒を多く出す種牡馬をトレンド種牡馬と定義します。

 

 

●ブログで紹介するトレンド種牡馬と仔馬の性別

 

1.キングカメハメハ 牡馬

https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2020/07/26/150228

 

2.ディープブリランテ 牝馬

https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2020/08/02/133002

 

3.ルーラーシップ 牡馬

https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2020/08/15/013153

 

4.ロードカナロア 牡馬

https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2020/08/22/121109

 

5.エピファネイア 牝馬  ※注目種牡馬

https://gaaffee.hatenablog.com/entry/2020/08/24/225918

 

 

●2014~2016年度産駒の実績(キャロットクラブのみ)

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※最新のトレンドを反映させるため、2014~2016年産駒を集計対象としました

 

 

 

●トレンド種牡馬の一覧

 

1.キングカメハメハ 牡馬:S評価

2014年~2016年度産駒の募集馬6頭に対して、3頭が回収率150%を達成。うち1頭はレイデオロというホームラン級の馬

 

2.ディープブリランテ 牝馬:S評価

2014年~2016年度産駒の募集馬7頭に対して、4頭が回収率150%を達成。ホームラン級の馬はいないが、非常に打率が高い。

 

3.ルーラーシップ 牡馬:A評価

2014年~2016年度産駒の募集馬6頭に対して、2頭が回収率150%を達成。うち1頭はメールドグラースというホームラン級の馬

 

4.ロードカナロア 牡馬:A評価

2014年~2016年度産駒の募集馬5頭に対して、2頭が回収率150%を達成。うち1頭はサートゥルナーリアというホームラン級の馬

 

5.エピファネイア牝馬:S+評価

2017年度産駒の募集馬4頭に対して、4頭すべてが現時点で2勝以上しているという正に怪物クラスの種牡馬 

 

この5頭はキャロットクラブの2020年募集予定馬リストにも上がってる5頭です。

 

次回以降のブログでは、1頭ずつ考察した内容について記載していきます。